FXやCFDの仕組みについてわかりやすく解説

そもそもな話CFDってなに?

CFDとは「Contract For Difference」の頭文字をとったものです。

日本語では「差金決済取引」と呼ばれています。

現物取引とは違って、あくまで売買の差額だけを決済し、資金のやり取りをする取引をいいます。

その中でよく思い浮かべられるのがFXや信用取引になります。

つまり、FXは大きな括りでいえばCFDということもできます。

どんなものに投資することができるのか

CFDの投資対象は多岐に及びます。

  • 日経平均株価やNYダウ、ナスダック100のような世界の株価指数
  • 個別株式
  • 債券
  • ゴールドや原油といったコモディティ
  • 為替などなど

普通の現物投資では取引しづらいものにも投資できるのがいいですね。

FXのほうが先に浸透しているなか

CFDはFXの株やコモディティバージョンというイメージでもいいかも

CFDの強み

現物取引と比較してCFDの強みをあげてみました。

  • 土日を除き、ほぼ24時間取引ができる
  • レバレッジが効かせられる
  • 空売りができる上、信用取引のような逆日歩がない
  • 売買コストが低め
  • 先述、投資対象が多い

それぞれ解説していきます。

土日を除き、ほぼ24時間取引ができる

現物株式の取引きをイメージしてみましょう。

例えば東証に上場する日本株。

こちらは前場9:00~11:30、後場12:30~15:00までの取引となっています。

米国株なら、夏時間だと22:30~翌5:00までと取引時間が決まっていますよね。

しかし、日中は仕事をしていたり、夜遅くまで起きていられず取引できないことも。

CFDではほぼ24時間取引が可能なため、やりたいときに取引ができます。

また、取引時間外に発表された出来事についても対応することができます。

レバレッジを効かせられる

CFDでは、取引する対象によって差はありますがレバレッジを効かせることができます。

よって、少額でも大きな取引をすることが可能になります。

ものによっては20倍など、海外では100倍といったものもあるようですね。

20倍だと1%で20%分動くことになるため大きな利益を生む可能性もあります。

一方で、想定と逆に行ってしまった場合、大きな損失を被ることになるわけです。

つまり、諸刃の刃のような性質があるという事ですね。

よって、資金管理が特に重要になります。レバレッジをかけすぎることに注意しましょう。

空売りができ、逆日歩がない

普通投資というと、何かを安く買って高く売る。ということが基本イメージだと思います。

しかし、CFDでは信用取引と同様に、売りから入る(ショートする)事もできます。

なかなか現物では勝ちづらい、下落基調の時でも利益を出すチャンスがある

さらに、信用取引のコストとしていわれる“逆日歩”、これはCFDにはかかりません。

相場はずっと上昇基調というわけではなく、下落トレンドも怒ります。

そんなときに、ヘッジや利益を取る目的としてショートも活用したいですね。

しかし、FXにおいてはより金利の高い通貨をショートしたときには、通貨の金利差スワップポイントがかかるので注意する必要があります。

売買コストが低め

CFDは取引自体の取引手数料が無料なところが多いです。

CFDにかかるコストの一つ目は、

買いと売りの価格差、つまりスプレッドが主なコストとなります。

市場のボラティリティや状況によって、このスプレッドは変化することもあります。

しかし、強烈な乖離が起こるのは少なめとも言えます。

もう一つとしてはオーバーナイト金利が日割りでかかります。

FXやCFDの税務

では、利益が出た時にかかる税金はどうなるでしょうか。

特定口座を活用する大半の人は、株式や投資信託の譲渡益は20.315%の源泉分離課税です。

一方、FXやCFDは雑所得に該当します。

雑所得っていうと最大45%とられるから怖いと思う人もいるかもしれませんが
安心してください!

FXやCFDは雑所得でも、総合課税ではなく20.315%の申告分離課税となります

かつては総合課税だったので、最大45%がかかることもありましたが、今は改正されています。

まずは口座を開いてみよう

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まとめ

FXやCFDの仕組みについて解説してきました。

現物取引と比べると、難しいところや注意しなければならないところもあるのは事実です。

しかし、うまく活用することによって資産形成の役にたつツールでもあると思います。

将来の資産形成へ自分の合う方法を見つけていきたいですね。

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