アメリカでは高インフレ状態です。
景気悪化を招くと言われてますが、インフレには2種類のかたちが存在します。
インフレは2種類にわけられる
1つめが
・ディマンドプルインフレ
2つめが
・コストプッシュインフレ
同じインフレだけどどのように違うのかを確認していきましょう🎉
インフレその①ディマンドプルインフレ
このディマンドプルインフレは”いいインフレ”と言われています
物価上昇が企業の収益を拡大して、そして私たちのお給料も上がる✨
そのサイクルを繰り返すことによって景気の拡大につながるのがディマンドプルインフレとされています。
私たちも物価があがっていても、お給料もその分、もしくはそれ以上に上がっていれば不満は小さいですよね
インフレその②コストプッシュインフレ
この”悪いインフレ”とも言われ景気に悪影響を与えると言われています
原油などの原材料費の高騰によって、商品の価格だけ上がって業績は伸びず、給料も上がらないというサイクル。
モノの値段は上がるけど、給料が上がらないければ、消費者の購買意欲はさらに下がってしまいますよね。
これが悪いインフレと言われるゆえんです。
今のアメリカはコストプッシュ型のインフレと考えられます。
2022年7月の発表された指標を見ると
平均時給:前年比+5.1%
消費者物価指数(CPI):前年比+9.1%
と給料も増えていますが、それ以上に物価の上昇が大きいという状況ですね。
2022年7月に発表された消費者物価指数の内訳をみるとエネルギー高が大きな要因でした。
消費者信頼感指数の内容についてはこちらの記事を参照ください。
[米国株]6月アメリカCPI、予想を上回りインフレはどうなる – みみるの資産形成 (mimiru-investment.com)
少しインフレ鈍化の兆し?ミシガン大学消費者信頼感の期待インフレ率
15日に発表されたミシガン大学消費者信頼感指数のなかの期待インフレ率。
12か月期待インフレ率 5.2%。前月発表5.30%
5年後に関しては、2.8%と前月発表の3.10%からやや鈍化。
中長期目線でインフレ鈍化の兆しが見え始めたのは急激な利上げをけん制する意味でも好感。
前回の消費者信頼感指数、今回の期待インフレ率から7月26.27日に行われるFOMCでどのような判断がされるか注目したいですね。
まとめ
インフレの種類と違いについて確認してきました。
本来景気にとっていいものと扱われるのですが、原材料費の物価高だけが進んでしまい、家計への重しになるだけのものだと逆効果だということですね。
さて今の日本はどちらでしょうか?
もちろん?コストプッシュ型ですよね。
給料は上がらない。
でもガソリン価格は上がるし、食料品も値段上がったり、中身減っているし。
エネルギー自給や食料自給が低いため、円安による輸入価格高も拍車をかけていますよね。
アメリカのFRBは景気後退をある程度容認し、インフレ退治を徹底すると発言しています。
株価や為替を見るうえでのインフレは今後も注目していきたいですね。
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