投資をする上で、よく言われる分散投資。
なかでも、全世界に投資できる投資信託やETFも人気がありますよね。
でも、全世界株ってどんなものなのか、有名な指数MSCIとFTSEを使って見ていきます。
MSCI全世界株式指数 All Country World Index
・MSCI全世界株式指数(ACWI:オール・カントリー・ワールド・インデックス)
この指数はMSCIの作る最もワールドワイドな指数の一つです。
MSCIとは、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナルの略です。
先進国・新興国の大型株や中型株を投資対象としています。
小型株を含まず、約3,000銘柄で構成されています。
どんな国が入っているか見ていきましょう。
このMSCI ACWIに連動するインデックスファンド一つで、世界の株式市場の約85%をカバーできると言われています。よって、幅広い世界分散投資ができることから人気がありますね。
実は、さらに新興国未満のフロンティアという括りがあり、ベトナムなどが該当。オールカントリーといえども47か国と少なめですね。
国は定期的に入れ替えられます。
この指数を使った投資商品はこちら
特に、投資信託のオルカンは毎月の購入額ランキング上位の常連ですよね。
また同じような全世界株式に投資するものでも
FTSE Global All Cap Indexという指数を採用しているものがあります。
MSCIと何が違うのでしょうか。
では、次はFTSEの方を見ていきましょう。
FTSEの全世界株指数 FTSE Global All Cap Index
次にFTSEの全世界株指数についてみていきましょう。
まず、FTSEとはFTSEインターナショナルのことで、イギリスロンドンに拠点を置き、株価指数の算出を行っている企業でこちらも世界的に有名です。
ちなみに、FTSEはフッツィーと呼びます。
FTSE Global All Cap IndexはFTSE作る最もワールドワイドな指数の一つです。
先進国・新興国の大型株から中小型株までを対象としています。
MSCIと違うのは小型株も組み入れられており、構成も約9,000銘柄と巨大です。
どんな国が入っているでしょうか。
このように、MSCI全世界株式指数とほぼ同じという事がわかります。先進国と新興国の分類方法が違うところはありますね。
国は定期的に入れ替えられます。
このFTSE Global All Cap Indexに連動するインデックスファンド一つで、世界の株式市場の約98%をカバーできると言われています。よって、幅広い世界分散投資ができることから人気がありますね
カバー率は、FTSEのほうが広いですね。
そして、この指数に投資する投資商品がこちら。
MSCIとFTSEの違いとは
2つの大きな違いは以下の通り。
・ペルーはMSCIにしか組み入れられていない。一方で、FTSEにはパキスタンやルーマニア、アイスランドが組入れられている。(定期的に入替られます)
・MSCIは大型株と中型株の約3,000銘柄。一方で、FTSEは大型株中型株に加え、小型株も含み約9,000銘柄。
どちらもアメリカの比率が6割ほどあり、アメリカの影響を強く受けます。
まとめ:MSCIとFTSE全世界の差はほとんどない
MSCI全世界株式指数はACWIを、FTSE Global All Cap IndexはVTのETFをそれぞれ採用しています。
この10年をみると、ほとんど差がありませんね。
今後、小型株が圧倒的に優位になることがあればFTSEが強くなることもあるかもしれません。
しかし、この10年を見るとどちらに投資したとしても差は大きくありません。
よって、どのような投資商品を選ぶか
・信託報酬などのコスト感で選ぶ
・小型株を含みたいかどうか
などから選ぶといいかもしれませんね。
また、全世界から先進国だけを取り出した、MSCI先進国株については、ぜひこちらをご覧ください。
分析ツールmoomoo、ぜひインストールして活用してみてね。
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