住宅省エネ2023キャンペーンのポイント

不動産関連も税制や支援制度が発表されました

令和5年度の税制改正大綱や令和4年度第2次補正予算が発表されました。

そこでは、不動産や住宅に関する新たな税制や支援も発表されました。

税制や支援制度を知って上手く活用することで、資産形成や住まいづくりに生かしたいですね。

今回は

住宅の省エネ化支援住宅省エネ2023キャンペーン

これにフォーカスしてを見ていきます。

住宅の省エネ化への支援強化

令和4年度第2次補正予算では住宅の省エネ化への支援強化で予算が設けられました。

①こどもエコすまい支援事業(予算1,500億円)

②住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業(予算1,000億円)

③高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー促進事業費補助金(予算300億円)

これらの住宅省エネ補助金について詳しく見ていきます。

①こどもエコ住まい支援事業

これは子育て世帯や若者夫婦世帯が高い省エネ性能をもつ住宅(ZEHレベル)新築したり、一定のリフォームをしたら補助金を受けられるというものです。

ZEHは(ぜっち)と呼んだりするよ
子育て世帯は18歳未満の子どもがいる世帯、若者夫婦はどちかが39歳以下の世帯をいうよ

つまりは、子育てする世帯・若い夫婦が省エネ住宅を購入すると補助金がでるって話です。

対象工事と補助金のイメージ

期間は令和5年12月31日までに着手したものが対象なので、間に合うように動きたいですね。

※ZEH住宅は一次エネルギー消費-20%などが条件ですが、詳しくは不動産販売の人に聞いてみるといいですね。

※住宅リフォームの②は①の工事を行った場合なので②だけでは対象外ですので注意です。

最大100万円の補助金、またリフォームでも補助金がでるのは嬉しいですよね

②住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等

なんだか難しそうな言葉が並んでますね。

これは住宅省エネ工事のなかで、高い断熱性能をもつ窓のリフォームへの断熱改修工事への費用に対する補助金です。

要は冬は冷えにくく、夏は暑くなりづらくする断熱性の高い窓を入れて省エネしましょうということですね。

これは新築ではなくリフォームが対象となっています。

補助金は費用の1/2相当、最大1戸当たり200万円、これは先進的窓リノベ事業とも言われ、1回あたりの補助金の大きい制度としても注目されています。

断熱性のある窓ってどんなものか詳しい窓についてみていきましょう

どんな窓がいいのか?注目するのは熱貫流率

窓にはそれぞれ熱貫流率というものがあります、この数値はどれだけ熱を通すかということで

これが低ければ低いほど断熱性が高い、ということです。

・戸建ての人や3階建以下の集合住宅の人・・・1.9以下とだけ覚えておくといいです。

・4階建以上の集合住宅の人・・・基本は1.9ですが、カバー工法というものだけ2.3です。

でも、1.9とか2.3とか言われてもわからないですよね。
窓メーカーのカタログを見てみましょう、今回三協アルミの商品をみてみます。

樹脂窓 スマージュⅡ/トリプルスマージュⅡ|三協アルミ (st-grp.co.jp)

これは窓メーカーの一つ三協アルミのカタログを抜粋しました。左上に熱貫流率が記載されており、この窓なら補助金の対象ということがわかりますね。

カタログなどを見て、補助金の対象かどうかしっかり確認しておきましょう。

※補助金は1戸当たり最大200万円ですが、住宅省エネ工事の内容や窓によって補助の量が変わるので、窓メーカーの人に確認しておくことが大事です。

③高効率給湯器導入促進による家庭部門省エネルギー推進事業費補助金

またまた長い名前ですよね。つまり何か、というと・・・

家庭でのエネルギー消費の大きい給湯器を省エネ化すると補助金を出しますよ。というものです。

補助金は給湯器の種類によって大きく3つに分けられます。

補助金の額ではエネファームなどの家庭用燃料電池が最も大きいですが、設置スペースなど広く考えて検討するのが大事です。

リフォームでも新築でも申請可能です。

また戸建ては2台まで、集合住宅は1台だけという台数の制限があります。

家庭用燃料電池については、先のこどもエコ住まい支援事業や断熱性向上のための先進的設備導入促進事業との併用ができるものもあります。

注意する点

・同じ住宅省エネ工事で2つ以上の補助金申請はできない。

例えば断熱窓を導入して

①こどもエコすまい支援事業②住宅の断熱性向上のための先進的設備導入促進事業

両方に申請することはできません。補助金の二重取りになってしまいますからね

どっちで申請する方が得なのかも費用面も含めて考えたいですね。

それぞれのモノが決まっている窓や給湯器はそちらを使う方がよさそうです。

・申請の時期

大規模な工事になればなるほど工期もながくなります。着工ベースで可能のものと引き渡しベースのものがあるので、期間の逆算も大事ですね。

・都道府県の制度も確認しよう

上記の補助金と合わせて使える補助金があるかもしれません。

まとめ

省エネ性能の高い住宅への補助金をみていきました。これはCO₂削減・カーボンニュートラルといった環境対策から導入されたものです。

私たちの生活からしても、エネルギー価格の高騰など直面していますよね。

使える補助金は上手く活用して、快適な住まい環境の整備、そして環境対策へ役立てたいですね。

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