インド株インデックス投資信託わかりやすく解説

インド株が注目されていますよね。

直接インド市場の株式を買うことはできませんが、投資信託やETF、さらにADRを通じて一部の銘柄は買い付けすることができます。

そのなかで代表的指数である、nifty50とsensex。違うはどのようなところでしょうか。

インド株が注目されている理由

インド株・インド経済が注目されている理由を考えてみましょう。

  • 高い成長率
  • 人口ボーナス
  • 巨大なインフラ投資

大きくこの2つが挙げられます。

①高い成長率

インドは2000年以降一貫して高い成長率を維持していますね。5%を超える年も多数。

さらに、2027年には日本を抜いてGDP世界3位になる予想。

②人口ボーナス期とは、総人口に占める生産年齢人口 (15歳~64歳の人口) が非常に高く、経済製薬から他国から投資が高まり、発展の勢いが強くなりやすい時期。大使館資料を見てみます。

大使館資料

つまり、インドは2050年までは生産年齢人口が伸び続けるということがわかりますね。

逆は、人口オーナスといい、日本がこれに当てはまりますね。つまり、働き手が少ない。

③インド政府は急成長のなか交通網の整備などにインフラ投資を行っています。

なんと、その額は200兆円規模。インフラ整備とそれを活用とした消費など経済活性化。そして、経済発展の原動力に繋がっていきますね。

さらに、政府はこれらの投資で生活の向上を図り、GDP5兆ドルを目標に掲げています。

インド株インデックスは大きく3つ分けられる。

まず、インド株式指数の代表例を見ていきます。

  • Nifty50 インデックス
  • インドSENSEX インデックス
  • MSCI India インデックス

どの指数も大型株のなかでピックアップされた指数ですね。

次に、代表的なNIfty50とSENSEX指数の特徴についてみていきます。

インド株インデックス①Nifty 50

まずNifty50を見ていきましょう。

この指数は、1995年5月を基準としています。

インド国立証券取引所に上場する50銘柄から構成されています。

選定については時価総額、流動性、浮動株比率等の基準を用いた50銘柄。

時価総額加重平均型株価指数という組入れ方をしています。

時価総額加重平均型株価指数というのは時価総額の大きさに応じて組入比率が変わるというS&P500やナスダック100などにも採用している方法ですね。

そして、銘柄入れ替えは3,9月と半年に一度行われています。

次に、SENSEXについてみていきましょう。

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インド株インデックス②インド SENSEX

インドSENSEXは正式名称はS&P BSE SENSEX(S&P Bombay Stock Exchange Sensitive Index)といいます。基準日は1986年から。

S&P BSEはアメリカのS&Pグローバルとボンベイ取引所との合弁会社によって設定。

ボンベイ取引所に上場する流動性や取引規模などに基づき選出された30銘柄で構成

※ボンベイ証券取引所の前身はムンバイ証券取引所でインドおよびアジアで最も古い証券取引所です

こちらも時価総額加重平均型株価指数という組入れ方をしています。

銘柄入れ替えは6,12月と半年に一度。

構成銘柄について

では、構成銘柄についてみていきましょう。

※23年9月時点。

SENSEXはほとんどの銘柄がNifty50にも組み入れられています。〇が重複しているものです。

唯一SENSEX単独で組入れられているのは、Houseing Development Financeのみ。

 

インド株式インデックスのチャート

では、インド株市場がどのように伸びているのか見てみましょう。23年9月23日時点。

まず、Nifty50。

次に、SENSEXです。

それぞれ設定時からのものなので、時間軸が同じではないので注意してください。

さらに、スタートの遅いNifty50を起点にして比べてみると。

SENSEX銘柄はほぼNIfty50に入っているからかややNIfty50が優勢。しかし、組入外の20銘柄の成果による差は今後どう転ぶかどうか。

日本からインド株は直接買えない

魅力のあるインド株ですが、残念ながら日本から直接買うことはできません。

インドに投資するには以下に限られます。

  • インド株ADR(米国預託証券)
  • ETF(国内外)
  • 投資信託

ここからは、どのような銘柄があるのかを見ていきます。まずは、個別ADR銘柄から。

インド株ADR

日本から購入できる個別インドADRを見ていきましょう。

  • インフォシスADR(INFT)。

インドのIT大手で、欧米でもとても活躍している企業です。

  • ICICI銀行(IBN)

次に、ICICIはインド最大の商業銀行です。

  • HDFC銀行(HDB)

こちらもインドの大手銀行ですね。さらに、コルレス銀行業務という外貨送金も多く取り扱い。

  • ウィプロ(WIT)

この会社はソフトウェア企業で、ITサービスの大手。

  • ドクター・レディーズ・ラボラトリーズ(RDY)

ジェネリック医薬品などバイオ医薬品メーカー。

  • サイファイ・テクノロジー(SIFY)

データセンターやクラウドを行うネット企業大手。

  • WNSホールディングス(WMS)

ビジネスプロセス管理サービスなどコンサルティングを行っている。

日本で買える銘柄は以上です。次に、ETFを見ていきましょう

インド株ETF

まず、日本の東証に上場しているインド株ETFは拡大傾向

  • 1678NEXT FUNDS)インド株式指数上場投信
  • 2046NEXT NOTES インドNifty・ダブル・ブル
    以前までは、この2銘柄でしたが
  • 201Aiシェアーズ Nifty 50 インド株 ETF
  • 233AiFreeETF インドNifty50
  • 188AグローバルX インド・トップ10+ ETF
    24年に3銘柄追加

188A以外はNifty50をベンチマーク。さらに、2046は日々の動きに2倍のレバレッジがかかてちます。

では、1678について詳しく見ていきます。

銘柄NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信
委託会社野村アセトマネジメント株式会社
為替ヘッジなし
上場日2009年11月26日
決算日毎年8月10日
信託期間無期限
信託報酬年率1.045%
売買単位100口

国内ETFで唯一のインドインデックス。しかし、ちょっと信託報酬が高めですね。

次に、海外のインドETFを見てみましょう。

  • INDY iShares India 50 ETF。
  • NFTY First Trust India NIFTY 50 Equal Wight ETF。

これらも、Nifty50がベンチマークとなっていますね。

では、SENSEX連動のETFは?

iシェアーズ・コア S&P BSE SENSEX インディア・インデックス ETFというものがあります。

しかし、こちらは香港に上場しています。

次に、インド株投資信託を見ていきましょう。

インド株式投資信託

インドの株式指数に連動するインデックスファンドはまだ少ないです。

まず、大和のiFreeNEXTインド株インデックスが300億円以上と最も資金を集めています。

しかし、これら3ファンドとも2023年に設定されたもので、今後の取り扱いによっては勢力も変わってくるかも。

では、これらを比較してみましょう。

iFree NEXT インド株インデックスSBI・iシェアーズ・インド株式
インデックス・ファンド(サクッとインド)
auAM Nifty50インド株ファンド
ベンチマークNifty50SENSEXNifty50
信託報酬0.473%0.4638%0.297%
設定日2023/3/132023/9/222023/8/23
なお、iFree NEXTはSBIの設定を意識してか、信託報酬を0.781%から引下げ。

auAMも信託報酬を引き下げています。低コスト化がすすかどうか。

また、アクティブファンドもいくつか存在する中で一部ピックアップします。

  • 野村 インド株投資
  • 高成長インド・中型株式ファンド
  • イーストスプリング・インド株式オープン

2024年2月三菱UFJアセットからインドインデックス投入

2024年2月三菱UFJアセットのeMAXISシリーズからインド株式インデックスファンド設定のお知らせ。

信託報酬は0.44%となり、現行のNifty50インデックスで最安水準に。

設定は2/22です。

つみたてNISAにも対応ファンドがある

インドと聞くと、つみたてNISAや来年の新NISAのつみたて投資枠には入らないだろうな。そう思われるかもしれません。

しかし、インド株ファンドでもつみたてNISA対応なものがあります。

ピクテ投信のiTrustインド株式

アクティブファンドであること、下がったとはいえ信託報酬が0.9828%程度とややお高めではありますが、つみたて枠成長投資枠、ともに使えるのは嬉しいですね。

まとめ

インド株式への投資するための環境整備が徐々に進んできましたね。

インド株は今後の将来への期待もあります。しかし、通貨ルピーはまだまだ強い通貨とは言えないので為替には注意したいところ。

さらに、独特の政治文化といった政治学的リスクもあることは認識しておく必要もありそうです。

それでも、インドへの注目は高まっておりインデックスへの投資も活発になっていくかも。

よって、全力インド!というよりは、ポートフォリオの一部に組み入れを検討したいですね。

どんな運用を行っていくのか、ぜひこちらの記事も見てくださいね。

運用の入金力と利回りの目安・いつまでにいくら貯める?わかりやすく解説します – みみるの資産形成 (mimiru-investment.com)

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