2024年になりましたね。23年は株式市場は堅調に推移。
しかし、24年はどうなるか。そこで、経済を動かす重要イベントをチェックしましょう。
また、直前の会合について内容も解説していきます。
2024年FOMCスケジュール
まず、なんといっても大事なのはアメリカFRBによるFOMC、連邦公開市場委員会ですよね。
年8回行われ、政策金利の検討を行います。特に、2024年は利下げがいつ行われるのか、注目されていますね。また3.6.9.12月には経済見通しやドットチャートといった方向性も示されます。
では、FOMCの日程をチェック。
1回目 | 1/30.31 |
2回目 | 3/19.20 |
3回目 | 4/30.5/1 |
4回目 | 6/11.12 |
5回目 | 7/30.31 |
6回目 | 9/17.18 |
7回目 | 11/6.7 |
8回目 | 12/17.18 |
さらに、政策金利発表後に行われるFRBパウエル議長会見。これも重要イベントとして押さえておきたいですね。
最新ドットチャートと経済見通し
アメリカのFRBを見るうえで、ドットチャートと経済見通しもチェックしておきましょう。
まずは、ドットチャート。
そして、経済見通し。
共にFRBのHPより抜粋。
前回のFOMCのおさらい(都度更新予定)
23年12月のFOMCについておさらいします。
- フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を5.25-5.50%で据え置き。(3会合連続)
- ドットチャートでは24年利上げ予想消滅。
- パウエル議長は、追加利上げ可能性を排除しないとしつつ、それがメインシナリオではないと言及。
- さらに、政策金利が引き締めサイクルのピークに達したか、その近くにあると考えているとしている。
今後は、利下げの時期に市場の関心が高まっていきそうです。
2024年日銀金融政策決定会合スケジュール
次に、日銀金融政策決定会合の日程を見ていきましょう。植田総裁となり、日本もひさびさに「金利のある世界」となっていきそうですよね。今後は、マイナス金利解除のタイミングや金利の上限についての動向が注目されていていきそう。
では、日銀金融政策決定会合の日程をチェック。
1回目 | 1/23.24 |
2回目 | 3/18.19 |
3回目 | 4/25.26 |
4回目 | 6/13.14 |
5回目 | 7/30.31 |
6回目 | 9/19.20 |
7回目 | 10/30.31 |
8回目 | 12/18.19 |
政策発表後、夕方に行われる植田総裁の会見も注目材料ですよね。
前回の日銀金融政策決定会合のおさらい(都度更新予定)
23年12月の日銀金融政策決定会合はどのようなものだったでしょうか。
- 金融政策の現状維持を全員一致で決定。
- 金融政策の変更について、来春の賃金交渉の動向を見てから判断しても遅くない。
- 植田総裁の「年末から来年にかけ、一段とチャレンジングになる」発言が早期マイナス金利解除観測など市場はやや混乱。
マイナス金利解除の時期やその他の政策変更について注目されますね。
2024年ECB委員会スケジュール
最後に、ECB委員会の日程もチェックしておきましょう。ECBも利上げから据置き、そして利下げの時期を見出そうと動いてくることが予想されます。しかし、多国が組み合わさった組織のためより動向に注意が必要かもしれませんね。
1回目 | 1/25 |
2回目 | 3/7 |
3回目 | 4/11 |
4回目 | 6/6 |
5回目 | 7/18 |
6回目 | 9/12 |
7回目 | 10/17 |
8回目 | 12/12 |
前回のECB理事会のおさらい(都度更新予定)
- 政策金利(主要リファイナンス・オペ金利)4.50%、限界貸付ファシリティー金利4.75%、預金ファシリティー金利は4.00%をそれぞれ据置き。2会合連続。
- インフレについて2025年には目標の2%に近づくと予測。
- ラガルド総裁は、基調的なインフレは緩和したとしつつも、賃金上昇の力強い伸びが主因となり、国内物価上昇圧力は依然として高いと発言。また、今回の会合では金利引き下げの議論は全くしていない
ECBもインフレ鈍化により、今後は利下げへの議論がどう進んでいくか注目されそうですね。
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中央銀行の動向は良くチェックしておきましょう
投資をしていくうえで、いろいろ分析を行ったりしますよね。
それでも、特に、中央銀行の動きはしっかりチェックしておくことが大事です。
Don’t fight the Fed.という格言があるくらい、無視できないものですね。
金融政策の方向性が変わると、為替や金利なども大きくトレンド変化することもあります。
だからこそ、中央銀行のスケジュールを把握し備えを大事にしたいですよね。
いつも応援ありがとうございます。
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FOMCや日銀金融政策決定会合は2日かけて行われますが、ECB理事会は1日で行うのが特徴。